スーツケース1つで転々と。「百万円と芋虫女」感想
基本的には洋画ばかり観ているのですが、久しぶりに邦画観ました。
⚫︎あらすじ
ひょんなことから前科持ちになってしまった主人公の佐藤鈴子。
「百万円貯まったら出て行く」と、実家を飛び出し、海の家で働いたり、山の農家で働いたり、知らない街に来てみたり。百万円貯まるごとに転々とする主人公のロードムービー。
行く先で出会う人たちとの交流を描いたハートフルストーリー、、、
なんてことはなく笑
主人公の鈴子は社交性があるわけでもなく、逆に地味で暗い女性。
1つの場所に留まると、だんだん周りの人に自分が認知され、面倒ごとに巻き込まれる。
鈴子が転々とする理由は「逃げ」です。
面倒ごとに巻き込まれたくない。誰も自分を知らない所へ行きたい。その思いから、転々としていました。
でも結局、生きている限り誰かと関わっているということ、逃げ続けてばかりでもいられないということ。それらを、文通している弟の手紙を読んで気づかされたようでした。
鈴子の弟は小学校でいじめられています。でも、鈴子がまだ実家に居た頃、前科者と言われてからかわれた元同級生に、鈴子は逃げずに反撃しました。その姿を見て、「僕も逃げない」と。
個人的にはいじめられたら逃げてもいいと思いますけどね、、
本筋のお話も面白いですが、見るべきは鈴子のスーツケース。
どうやらスーツケースに全ての持ち物を入れて旅してるみたい。
その中に、物語序盤で作られたカーテンが入っているのですが、このカーテンの便利さにびっくり。
どこに住んでも目隠しとして十分機能します。
単純だけどカーテン便利!と思いましたw
しかも手作りだから、軽そう。カーテンって重いですよね、、、
もしもスーツケース1つで旅するなら、手作りカーテン、作ってみようと思います。
旅する予定ないですが、、